ハワイのコボ


一年の半分をハワイのリトリート《カラニ》で暮らす同級生の
ユミコさんからのお便り、《ハワイのコボ》のお話。


ラニのコボは飼い主のマイキが、リチャードのお供で米本土
ヨーロッパに旅している間、サーファーのカッコいい青年ロイに
ケアしてもらい、いつも彼の自転車の後を走って食堂にきます。
ロイの食事中はおとなしく控えのイスに座って待ち、なんていい
子だろうと思う時もあれば、ふと誰かの後にくっついて、行方
不明になり、ロイはコボ!と呼びながら自転車で探すのです。
時にはいつまでも戻ってこなくて、黒い顔が青くなるロイ。
そんな様子をやれやれといった表情で見ている黒犬ポーも、ほ
んとの飼い主マックスの他に、彼の留守中ポーをケアしたサリ
ータのことも主人と思っているらしく、気分によってあっちに行
ったりこっち行ったりしています。
とにかくつながれていなくてこの広い敷地を走り回れるのは、犬
にとっても天国でしょう。
そんなコボが昨日はヒロの町でつながれていました。
車で運ばれてからのお散歩、行きかう車と土曜のファーマーズマ
ーケットに来る人出にびっくりした様子でおどおどし、まさに田
舎の犬が町に来たようでした。

ハワイのコボの写真を撮りにハワイに行ってこようかなー。