現代押絵たちばなや政隆先生
すべてに古布を使った政隆先生の押絵のご紹介は
二度目です。
2011年11月18日「uraraの日記」
http://d.hatena.ne.jp/laurara/20111118
衣装はもちろん、眉も目も、すべてが柄を切り
抜いた古布で描かれています。
作品1 雪の中
降りしきる雪の中・・・初登城の場面です。
人物像の身分の違いを衣装と距離感で演出。
作品2 ひいき側
衣装の皺や蕎麦を食べる姿の自然なこと。
題名は「贔屓の蕎麦屋」の意。
作品3 道行
闇に消えゆく後姿〜空間を感じて下さい。
道行と言うと駆け落ちを想像してしまいますが、舞楽で
舞人が楽屋を出て舞台上の所定の位置に着くまでの間
の意味があるのだそうです。
作品4 ポストマン
荷物の〒ももちろん古布を使ってあります。
作品 5 お徳さん
雑巾がけの姿の躍動感。
作品 6 俥屋さん
芸妓さんを乗せて風を切って走る車屋さんの表情が
楽しい。
「たちばなや政隆」
横浜市在住。京都に生まれ、独学で押絵を始める。高い
技術と独特の色・柄合わせで、四季折々の風景や動物の
動きを表した作品は、新たな“現代押絵”として評価さ
れると共に、見る人の心を温かくするやさしさがある。
ボスターデザイナーとのコラボレーションによる、ポス
ター制作も手掛けるほか、各地での押絵教室や実演、個
展開催などでも活躍している。
今年は横浜で作品展をと企画中です、ご期待下さい。