雪ちゃんとフーちゃん



雪ちゃんとフーちゃんの物語をにゃんこさんが送ってくれました。

にゃんこさんはNHKの自分史大賞で百万円貰ってしまったエッセイ


ストです。




フーちゃんはもう13才です。

ゴミ置き場の近くで生まれ、近くの公園で十数年私が面倒を見てきま
した。
数年前より近くのお医者さん一家に可愛がられ、今はその駐車場で暮
らしています。

雪ちゃんの家はそこから大分離れています、呼んでも聞こえない位の
距離です。
以前若くて身軽なころは、毎日雪ちゃんのバーバに、エサをねだりに
来ていました。

ある日トツゼン現れた(生まれた)赤ちゃんに彼はびっくりした様子。
雪ちゃんが遊びに来ると必ず現れて、じーっと雪ちゃんをみつめていま
した。
雪ちゃんは川崎に居るので度々はやってきません。
三才になった雪ちゃんがつい先日、遊びに来ました。
しばらくしてベランダを見ると、茶色いものが・・・
何と、フーちゃんがじーっとお家の中を!!




他の猫には興味を示さない雪ちゃんが自分の手からフーちゃんにエサを
与えて話しかけているのです。
「ババ様はどうして雪ちゃんが来ているのが解るのかしら?テレパシー?
不思議!」と??です。
フーちゃんは年をとって、今は垣根を超えるのもやっと。
だから垣根の下に、ダンボールを置いてあります。
「ヤッコラサ」と雪ちゃんに会いに来るフーちゃん、今は私が呼んでも
知らんカオしているのに・・・・
雪ちゃんとフーちゃんのあいだには、不思議なものが流れているようです。


http://d.hatena.ne.jp/laurara/20100127

http://d.hatena.ne.jp/laurara/20110126

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